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~道~


人は歩みを止めた時,そして挑戦を諦めた時に年老いてゆくのだと思います。
この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ,危ぶめば道はなし。
踏み出せば,このひと足が道となり,このひと足が道となる。
迷わず行けよ。行けば分かるさ。ありがとー!!

 

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著者近影

 これはかの有名な,アントニオ猪木氏引退時の一節。いろいろな解釈はあるんだけど,要するに挑戦しろ,と。何歳になっても,恐れずに一歩踏み出せ,と。 道は踏み出したところから始まるんだ,と。よし分かったよアントン。日本プロレス界のドンであるアンタがそう言うなら,いち汁レスラーの私も踏み出そう じゃないの。
ここでどうでもいい情報を一つ。最近になってアントニオ猪木氏がホテルでプロレス専門チャンネルを見たらしいのね。で,「最近,リング上で対戦相手のカ マを掘ってるような奴がいるらしいな。俺はそれを見たとき,そいつを殺してやろうと思ったよ」と言っていたとか。本当か嘘か分からないけど,物騒な話だ わ。ったく,誰なのかしらね,そんな不埒なプロレスラーは。猪木氏の怒りももっともだわ。リング上の戦いは神聖であるべきだ!

というわけで,話を戻して私も今さらながら猪木氏に感化されて,この齢で一歩踏み出してみたのよ。何をって「信長の野望?天道」を。ま,道つながりってやつね。
説明すると,今回は文字通り道がテーマ。何をするにも道を作って施設を繋がないといけないのね。例えば内政をしようにも,街を道でつながないと施設が建てられないし,敵国に攻め込むにも敵城までを道でつながないと攻め込めないって感じ。言い方を変えると,犬のマーキングみたいなもん。縄張りを道で表現しているわけだから。

 

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 んで,実際に道を敷いてみたら,これがまた楽しいのよ。「シムシティ」を思い出させる感じって言えば分ってもらえるかしら? あ,でもシムシティの道を作る作業が好きだって言って同意されたことないから,ひょっとしたら私だけかもしれないけど……。
今回,天道をプレイして気付いたっていうか,厳密には前作「信長の野望?革新」でも気付いていたんだけど,私,問答無用で箱庭が好きなのかもしれないわ。今にして思うと,昔スネ夫がのび太によく自慢していた「ジオラマ」って単語にテンションがガン上がりだった気もするしね。
なので,こういう仕様は個人的には嫌いじゃないわ。施設を道でつなぐ……この語感のなんたる地味なことか! そして,なんてシミュレーションっぽいことか! ただ残念なことに,ジオラマーズハイを味わえるのはゲイム中盤くらいまでなのよねー。
なぜかと言えば,ゲイムが進むと当然CPUも道を作ってくるわけだから,国と国もつながり始めて,現在でいうところのインフラが整っちゃって,ジオラマ を作る感覚がなくなってしまうのよ。そこからは,なんとなく新しくなった革新っぽい印象になってしまうわね。駄洒落っぽいけど。
だから,何から何まで新しくなった信長の野望のシリーズ新作! という期待を持ってプレイすると,ちょっとスカされた気がするかもしれないわ。

 

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