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FF11 RMTやBOTの取り締まり専門部隊ではない,その本来の役割とは――スクウェア・エニックス「スペシャルタスクチーム」インタビュー


  「 FF11 RMT 」(以下,FFXI)のプレイヤーなら,「スペシャルタスクチーム」の名前を,どこかで目にしたことがあるかもしれない。通常のGM(ゲームマスター)と異なり,ハックツールの利用やRMTへの関与による不正行為者の,調査と処分に当たる専任チームだ。2006年10月に組織され,その活動成果たる処分アカウントの数と内訳は,ここまでほぼ月例で発表されてきている。

  活動趣旨や取り締まり内容だけを見る限り,反RMT戦線の急先鋒ででもあるかのように思える同チームなのだが,実際はどのような意図を持ったチームなのだろうか。また,彼らの把握している「組織的なRMT」の実像,そして,徹底した活動の根本に据えられたRMT観は,いったいどういうものなのだろうか?

   FF11 RMT 今回は,そのスペシャルタスクチームを率いる3人,田中弘道氏とグローバル オンライン プロデューサーのSage Sundi(セイジ・サンディ)氏,グローバル コミュニティー プロデューサーのFoxclonこと室内俊夫氏に話を聞いてみた。

  普遍的な倫理をめぐる観念論より先に,現実としてのBOTやRMTに対処する彼らの談話を通して,スクウェア・エニックスが考えるオンラインゲームサービス,その中でスペシャルタスクチームが果たしている/果たすべき役割が,より明確になるはずだ。そしてそれは同時に,我々ゲーマーの一人一人が,RMTという,いったいどこから話を始めたらよいか分からないくらい入り組んだ問題を,考えるための緒(いとぐち)となってくれるに違いないRMT

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