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DQ10 RMTクウェア・エニックス,プレイオンライン会員向けに「ワンタイムパスワード」導入を決定


  「ドラクエ10 RMT」などをサービス中のスクウェア・エニックスは,プレイオンライン会員向けに「ワンタイムパスワード」の導入を発表した。

  


  ワンタイムパスワードとは,希望した会員にランダムで生成したパスワードを発行するサービスで,そのパスワードは1回しか使用できないというもの。次回ログイン時には,また別のパスワードを発行してログインすることになる。

  ワンタイムパスワードの利点は,キーロガータイプのアカウント情報を盗む行為に対して絶大な威力を発揮するところだ。FFXIでも,以前よりアカウントハッキングの被害が多数報告されており,こうしたサービスの要望を見かけることが多かった。そして,ついにスクウェア・エニックスが“動いた”というわけだ。

  アカウントハッキングの被害では,持っている装備やお金を奪われるだけでなく,キャラクターをRMTの取引に使われたり,お金稼ぎの道具にされたりしてしまう。また,場合によってはキャラクターを削除されるなど,アカウントハッキングの被害に気付いてから,復帰できるまで時間を要することが多い。

  そんな被害に遭わないためにも,プレイヤーは自分のアカウント情報の漏洩には気をつけることを忘れてはならないのだが,やはり頻繁にパスワードを変更するという作業はなかなかできないものだ。そこで役立つのがこのワンタイムパスワードなのだ。

  そのワンタイムパスワードの発行手順だが,スクウェア・エニックスでは,プレイオンラインビューアー上で「スクウェア・エニックス セキュリティトークン」を販売する。このトークンに表示されるワンタイムパスワードでログインすれば,毎回異なるパスワードが設定されるので,セキュリティレベルが一気に上がることになる。ちなみに,トークンはキーホルダータイプになりそうだ。

  DQ10 RMT現在のところ,販売開始時期や価格については発表されていないが,近いうちに判明するだろう。また,セキュリティトークンを購入した人には,スペシャル特典のプレゼントもあるとのことなので,セキュリティ向上の一環として,導入を検討してみてはどうだろう。

  なお,FFXIでは,RMTを含む不正行為への対策として,スペシャルタスクフォースを設立し,不正をはたらいたプレイヤーに対して厳しく接している。その取り組みの一つとして,ワンタイムパスワードが導入されるわけだが,これはゲームでは「World of Warcraft」や韓国でサービス中の「Maple Story」などに続く試みとなる。日本国内でサービスしているMMORPGでは初のサービスのはずなのだが,インターネットバンキングやインターネットを介した証券取引などでは,すでに当たり前のセキュリティサービスとなっている。

  ちなみに,WoWでは6.5ドルでトークンが提供されていることから,スクウェア・エニックスでもそれほど変わらない価格になるのではないかと推測される。

  今後,ほかのオンラインゲームでも同じようなセキュリティ対策が行われるかもしれないが,結局のところプレイヤー個々のセキュリティ意識の向上は必要で,せっかくこうしたサービスが提供されるのだから,できるだけ活用してもらいたいと思うRMT

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