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TERA RMT「Richard Garriottが作る,新しいクラシカルRPG」はどういう作品に仕上がるのか,氏に直接聞いてみよう――Shroud of the Avatarとはどんなゲームなのか


   テラ RMTついぞ先日の3月11日のこと,Richard Garriott(リチャード・ギャリオット)氏の新作RPG「Shroud of the Avatar:Forsaken Virtues」が突如発表されたのは,4Gamer読者なら記憶に新しいところだろう。

  


  

Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues


  

Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues
Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues


  TERA RMT古くから4Gamerを読んでくれているような読者であれば,その名を知らぬ者はないであろうRichard Garriott。19歳で最初のコンピュータRPG「Akalabeth」を作り,1981年に初代「Ultima」を発売。同年に発売されたWizardryと並び,後続のあらゆるコンピュータRPGに影響を与え,その礎を築いたと断言しても,異論はないだろう。

  そこから15年以上経った1997年には,事実上世界初のMMORPGである「Ultima Online」を作り上げてサービスを開始し,その2年後に登場した「EverQuest」と共に,MMORPGの礎も築き上げた。

  しかし紆余曲折あって,1999年に発売した「Ultima IX:Ascension」のあとで,自ら設立したOriginから事実上追い出される形で退社,その後しばらく表舞台へと出ることはなかったが,2001年にはNCsoftへと入社して,MMORPG「Tabura Rasa」を開発。しかしその後,2008年10月には国際宇宙ステーションへと旅立ち,同年にはNCsoftを退職。またもやゲーム業界の表舞台から姿を隠してしまった。

  2009年には,オンラインソーシャルゲームを作る目的で設立された「Portalarium」に参加しているが,依然として表舞台に立つことはなく,もしかしてこのまま業界から姿を消してしまうのでは……と心配した矢先,突如としてRPG「Shroud of the Avatar:Forsaken Virtues」の制作を発表,しかも資金はKickstarterで集めるというサプライズ付きだった。

  氏が最後に手がけたシングルRPGである「Ultima IX:Ascension」から14年もの歳月が流れているが,氏のネームバリューはいまだ強く,Kickstarterでの公開からわずか3日ほどで目標額(100万ドル)の2/3を集め(本稿執筆時点ではすでに116万ドルが集まっている),氏のファンの健在ぶりと共に,「コンピュータRPG」の色褪せない人気を強く印象づけることとなった。

  


  Skype 中に良い写真が撮れなかったので,もらった写真で。1961年生まれの51歳で,業界の中では重鎮どころの話ではないが,ゲームを作る情熱はまだまだ失われていない。余談だが,彼は通称「リチャード・ワールド」と呼ばれる独特の(=マイペースな)時空の中で仕事をするので,周りの人は相当大変だと聞いたことがある

  さてGarriott氏が業界に戻ってきたとあらば,ぜひ話を聞いてみたい。とはいえ業界はGDC直前で混乱していて,さすがに氏も忙しいだろう……と思いつつも打診してみたら,なんと出張先のニューヨークからSkypeで対応してくれるとのこと。遠慮なく予定に割り込ませてもらったのが,以下のインタビューだ。ただ回線状態が非常に悪く,事実上ビデオを使っての会話が不可能だったので,まったく写真がないことをご容赦いただきたい。

  先方が夜10時からという時間帯だったので,さすがに30分という限られた時間でのインタビューとなったが,氏が健在であること,ゲーム開発への情熱が失われていないこと,何か新しいものを作り上げようとしてることは十分に理解できた。インタビュー中にKickstarterの目標額が達成されるという,なかなかにドラマチックなハプニングにも恵まれたインタビューを,ぜひお読みいただきたい。

  まずはファーストコンタクトということで,今回はゲームの概要に終始した話となったが,ゲームシステムの細かい部分についても追って聞いてみたいと思っているので,そちらも期待しておいてほしいRMT

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